MIRA-i(ミライ)について

私たちは、もっとも気軽に相談できて、
民間企業として日本一信頼の置ける、
インターネット依存・ゲーム依存に専門特化した
回復支援サービスを目標として、サービスを提供しています。

設立の背景

近年,インターネットへの依存が社会問題となっており,オンラインゲームやSNSなどネットにはまり,学校や仕事,家庭生活に支障が出ている人が急増しています。
特に10代の青少年の増加が顕著で,2017年の厚生労働省研究班の調査では、病的なネット依存が疑われる中高生は7人に1人(約93万人)に上ることが推計されました。

また,世界保健機構(WHO)は、2022年1月から施行される「国際疾病分類の第11版(ICD-11)」に、日常生活に支障をきたすほどゲームをしてしまう「ゲーム障害」を新たな依存症として加える方針を示しました。
しかし、日本では,ネット・ゲーム依存(ゲーム障害)について相談できる医療機関や相談機関は少なく、相談したいというニーズがあってもすぐに支援を受けられないという現状があります。
メディアでは、ネット依存についての関心の高まりから,治療法や家庭での対策の仕方などさまざまな情報が得られるようになりました。一方で,正確な情報に混ざって,偏見や誤った情報も散見され、どれが正しいものか分かりにくくなっています。

その人,その家庭によって状況がそれぞれ異なるので、メディアからの知識だけでは一概に対応できない場合も多くあります。
このような社会的背景から、最先端の専門知識と技術を持って,安心して気軽に相談に来ていただけるネット・ゲーム依存専門の回復支援サービスを作るためにMIRA-i(ミライ)を設立いたしました。

私達が持っている危機感

ネット・ゲーム依存によって多くのご本人やご家族が悩んでいる現状に対し、私たちは危機感を持って,少しでも多くの方の回復のお手伝いをしたいと考えています。

■2019年11月27日発表の10~29歳の全国調査の結果より

Q. 平日にゲームを1日にだいたい何時間していますか?

男性:4時間以上 12.3% その内6時間以上 3.7%
(休日は4時間以上35.3%、そのうち6時間以上が16.6%)
女性:4時間以上 5.5% その内6時間以上 1.6%
(休日は4時間以上14.4%、そのうち6時間以上が6.5%)

Q. ゲームを止めなければいけない時に、しばしばゲームを止められませんでしたか?に対し「はい」と回答。

男性:平日のゲーム時間 4時間以上 43.0% その内6時間以上 48.3%
女性:平日のゲーム時間 4時間以上 43.9% その内6時間以上 38.2%

Q. 昼夜逆転またはその傾向(過去 12 ヶ月で 30 日以上)があったか?に対し「はい」と回答。

平日のゲーム時間 3時間〜4時間未満:16.1%
平日のゲーム時間 3時間〜4時間未満:16.1%
平日のゲーム時間 6時間以上     :50.4%

Q. 家に引きこもっていたか?(過去 12 カ月で合計 6 カ月以上)に対し「はい」と回答。

平日のゲーム時間 3時間〜4時間未満:4.7%
平日のゲーム時間 4時間〜5時間未満:4.5%
平日のゲーム時間 6時間以上     :22.3%

Q. 日々の生活で一番大切なのはゲームですか?

「はい」と回答した男性の平日ゲーム時間 :4時間以上 17.2% 6時間以上 26.4%
「はい」と回答した女性の平日ゲーム時間 :4時間以上 17.1% 6時間以上 23.5%

Q. ゲームのために、スポーツ、趣味、友達や親せきと会うなどといった大切な活動に 対する興味が著しく下がったと思いますか。

「はい」と回答した男性の平日ゲーム時間 :4時間以上 23.7% 6時間以上 31.0%
「はい」と回答した女性の平日ゲーム時間 :4時間以上 19.5% 6時間以上 23.5%

出典:依存症対策全国センターネット・ゲーム使用と生活習慣に関するアンケート調査結果(国立病院機構久里浜医療センター実施 2019年11月27日発表)
https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document17.pdf

ネット・ゲーム依存で気を付けていただきたいポイント

カウンセリングや家族会を行う中で、調査結果の数字以上の深刻な状況に出会います。
その経験から,私たちが強調してお伝えしたいポイントがいくつかあります。

「そのうち飽きるだろう」は危険です。

現代のゲームは頻繁にアップデートが行われ、新ステージや新武器、新ルールなどが追加されて飽きないように作られており、むしろよりハマっていくように設計されています。仮に飽きても同じくらい魅力的なゲームがたくさんあるので乗り換えてしまいます。

若い人ほど急速に症状が進行します。

年齢が若いほど急速に進行し、たった数ヶ月で依存状態になるケースもあります。平日のプレイ時間が4時間の子どもでも、すぐに6時間へと状態が進行し、一気に昼夜逆転にまで進むことがあります。小学校低学年でも昼夜逆転の状況に陥ることもあります。

「そのうち自分で考え始めるだろう」も危険です。

「そのうち、自分の将来のことを考え始めてゲームを止めたり、プレイ時間を減らすだろう。」と考えることも危険です。ゲーム依存になった場合は、ゲーム以外のことを考える時間が著しく減る傾向があるので、むしろ考えなくなったり、ゲーム以外への意欲が減る傾向にあります。

「家族のことだから家族だけで解決したい。」と思わなくても大丈夫です。

依存症は対応する周囲の方々に大きな負担がかかるものです。そのため、ご家族がうつになったり心身の体調を崩されるケースも多くあります。また、ご家族以外の第三者の介入は状況を変えるために有効な手段とされています。そのため、ご家族だけで解決しようとせず、ご家族、ご本人が楽になるための選択肢としてお気軽にご相談ください。

「ネット依存の特効薬」はありません。

例えばアルコール依存症には、抗酒薬や飲酒欲求を抑える薬が存在します。そのため、心理療法と併せて医療機関で薬を処方してもらうことも有効な手段となります。
アルコールなど「物質への依存」に対して,ネット・ゲーム依存には「行動への依存」に分類されます。行動への依存については,直接作用する薬が存在しません。そのため,心理療法やカウンセリングを受ける中で、少しずつ行動を変えていくことが回復に向かう一番の方法となります。

お困りのご家族・ご本人へ

依存状態から回復するには,ご本人とご家族以外の「第三者」のサポートが必要です。
「本人の意思が弱い」から依存になるのではありません。
依存状態になると、自分の意思と関係なく欲求や行動をコントロールできなくなってしまいます。これは症状の1つです。そのため,ご本人の力だけで回復を望むのは困難です。
ご家族は,自分に原因があると思い、自分を責めたり,お一人で苦しむことでますます悩みが複雑になったりします。次第に様々なことに楽しむ心のゆとりがなくなってしまいます。
ご家族が疲弊すると,さらに冷静な対応が難しくなります。
ご本人もご家族も、日々の中で,心配,焦り,いらだち,不安など様々な思いを抱えていらっしゃると思います。
私たちは,そのような気持ちに寄り添い,回復をサポートしていきます。
回復=ネットやゲームをやめること,ではありません。
ご本人にとってゲームは楽しさを与えてくれ,ストレスの解消に役立っていたかもしれません。また,ゲーム仲間とのつながり,達成感や自信など現実で得られないものをゲームの世界で得ていることもあります。ご本人からゲームをただちに奪うことは,生活の支えを失うことになりかねません。
私たちは,本人にとってゲームがどのような役割を果たしているかを理解することから始めます。そして,健康的にネットやゲームと付き合うことを目標とします。
まずはお気軽にご相談・ご連絡、またはイベント等へご参加ください。

ネット依存 専門心理師 紹介

心理師 森山 沙耶

森山 沙耶

もりやま さや

公認心理師、臨床心理士、社会福祉士

2012年東京学芸大学大学院教育学研究科を修了後、家庭裁判所調査官として勤務。少年事件・家事事件の調査を行う中で、非行少年の更生や離婚調停など家庭紛争の調整に関わる。大学病院に臨床心理士として勤務。2016年から、うつ病など精神疾患を抱える方の社会復帰の支援を行っている。2児の母としての経験と心理臨床の経験を生かして子育て支援に関する講演活動等も行う。2019年8月、独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センターにてインターネット/ゲーム依存の診断・治療等に関する研修(医療関係者向け)を修了。

研修の修了証書

独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センターのインターネット/ ゲーム依存の診断・治療等に関する研修の修了証書。

研修の修了証書